『さす九(さすきゅう)』という言葉がSNSやネット上で話題になっています。
「さすが九州」の略ですが、九州地方(主に北九州地方?)について
皮肉・揶揄するネットスラングで使われているようです。
「さす九」がいつくらいから、どういったときに使用されているか深堀してみましょう。
さす九の意味って?
「さすが九州」を略したネットスラング。
男尊女卑として九州出身の男性が男性優位的な言動をしたときに
「やっぱり九州出身らしいね」という皮肉をもって使われます。

「さすが九州!」といった前向きな誉め言葉ではないんですね。
さす九はいつくらいから使用されている?
ネット検索で調べられる範囲で2023年頃から使用されているようです。
実際には、現在、九州で男尊女卑が強いということはないと思いますが、
過去の一部の体験談がSNSで拡散され、否定的な意味で広がっています。
さす九の元ネタは?
九州出身の男性が、「俺の父親が家に来て、俺の妻がテーブルでご飯食べていたのを見て大激怒したんだよ。理由は土間で正座して食べないから。」と言ってたのを聞いて、いやいやそんなまさか…と思っていたが、どうやらマジらしくて恐ろしい。
— 江西 (@ekanjideshu) April 14, 2024
現時点で700万回以上の閲覧、4000件以上のリポストで広く知られたようです。
つい先日には西日本新聞の一面でも取り上げられています。
この元ネタの意味は、「女性はキッチンの床(≒土間)で食事をしろ」とのこと。
その妻の次の展開がこちら
実は、その妻(九州出身ではない)がものすごく気が強く、バカかお前出てけよジジイと追い返したらしいです。
— 江西 (@ekanjideshu) April 14, 2024
で、九州の方は妻だけ出禁になったようで。
妻自身は「誰が行くか」と気にしてもないようですね。



これ、いきなり言われるとびっくりして何も言葉が出てこなくなりそうですが、妻側もなかなか肝が据わっていますね。
さす九に対する反応
九州脱出した女だけど「さす九」って言葉が出てきたとき救われた気がした。九州内で3回転職したけどどこも酷かった、お茶汲みは女の仕事、社内の女性を顔でランク付け、管理職は末端のチームリーダーに至るまで全員男性。その人事は男の飲み会や喫煙所で決まる。一般事務職でもクリエイティブ職でも。 https://t.co/13LdQjXple
— oden (@kataagegal) March 10, 2025



これって、九州だけに限らず、
私の以前の職場(東京)でもそのような文化がありました。
「さす九」の正体は、「それは貴方のご実家が悪いだけでは?」と九州人でもドン引きするような異常家庭のエピソードでしか無いんだよな…
— 戸山藝人 (@ryuka_ishigaya) March 10, 2025
貴方の「家庭」の問題を「地域」の呪いにしないでくれ… https://t.co/s9EfYjT0cV



たしかに、どこの家庭にもあるような問題で、
地方・地域の問題とする広まり方は好ましくないですね。
さす九のまとめ
「さす九」とは「さすが九州」の略であり、
九州地方における男尊女卑を皮肉や揶揄として広まったネットスラング。
「さすが(流石)」とは、本来、期待通りの結果を確認し新たに感心することや、自分でそうなるだろうと予想していたことを改めて納得することといった前向きな捉え方。
皮肉や否定的な意味ではなく、肯定的であったり、前向きな使い方として見直されるといいですね。